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多くの人が本当に求めているのはFIREではなくFIなのでは?

最近よく耳にするFIRE(Financial Independence, Retire Early)。「経済的に自立して早期退職を目指す」という生き方、なんだか夢があるように思えますよね。でも実際のところ、多くの人が本当に求めているのは「早期退職(RE)」じゃなくて「経済的自立(FI)」なんじゃないか?そんな仮説をもとに、このテーマを掘り下げてみたいと思います。

FIがもたらす自由ってどんなもの?

FIを達成する最大のメリットは「生活のために働く必要がなくなる」こと。これってつまり、労働の目的が変わるってことなんです。公式っぽく表すと、こんな感じになります:

  • 総労働量(いわゆる働く時間の総量)
  • 生活費を稼ぐための労働
  • 自己実現のための労働(好きな仕事や趣味)
  • 社会貢献のための労働(ボランティアなど)

FIを達成すると、この中のがゼロまたは限りなく小さくなるんですね。すると自然と総労働量が減り、自分の好きなことに時間を使えるようになります。

例えば、こんな選択肢が広がります

好きな仕事を続ける

FIがあると「お金のため」じゃなく「自分が本当にやりたいこと」のために働ける。

働き方を調整する

フルタイムじゃなくて、パートタイムやリモートワークに切り替えられる。

新しい挑戦をする

起業、趣味の追求、学び直しなど、これまで「お金の心配」で諦めていたことが可能に。

結果として、人生全体の満足度がぐっと上がります。

RE(早期退職)は必須じゃない

FIREの「RE(早期退職)」にフォーカスされがちですが、実は多くの人にとって仕事は単なる収入源以上の存在です。社会とのつながりや自己成長の場としての役割も大きいんですね。

仮に「仕事の価値」を次のように分解してみましょう

ここで、

  • 仕事から得られる総効用
  • 収入から得られる効用
  • 社会的つながりから得られる効用
  • 自己成長やスキル向上から得られる効用

FIを達成すると、が必須ではなくなります。つまり、収入に縛られずにやを重視した働き方ができるようになるわけです。完全なリタイアよりも、自分の価値観に合った働き方を選ぶ方が心地よいと感じる人は多いでしょう。

FIはFIREより現実的で持続可能な目標

FIREを目指すには、相当な資産形成が必要です。例えば、生活費が年間300万円で運用利回りが4%なら、7500万円の資産が必要。でもこれって、多くの人にとって高すぎるハードルですよね。

ここで、

  • FI達成に必要な資産額
  • 月々の生活費
  • 年間の資産運用利率

例えば、生活費の一部だけカバーする「部分FI」から始めることもできます。小さな成功体験を積み重ねながら進められるので、心理的な負担も軽減されます。

FIがもたらす安心感

FIを達成すると、経済的な不安がぐっと減ります。これって、人生の質に直結するんですよ。期待値的に言うと:

ここで、

  • 心理的安定感の期待値
  • 各リスクイベントの発生確率
  • そのイベントによるストレスの強度

FIがあると、(リスクの発生確率)が低下します。例えば、職を失うリスクや急な出費のストレスが減少するので、結果として心の余裕が生まれます。

長期的な視点で仕事を選べる

趣味や家族にもっと時間を使える

健康にも良い影響を与える

この安心感は、日常生活に大きなプラスをもたらします。

FIとFIREの違いを理解して計画を立てる

FIREが華やかな目標に見えるのは間違いありません。ただ、多くの人にとって本当に必要なのはFIです。FIを目指すためには、次のようなプロセスが有効です:

具体的なステップとしては、次のような取り組みが考えられます

  1. 生活費を見直す:どれくらいのお金で暮らせるかを具体的に計算。
  2. 資産運用を始める:少額でもいいので投資をスタート。
  3. FI後の生活をシミュレーション:FIを達成した後、何をしたいのかを明確に。

これらのステップを踏むことで、無理なく現実的なFI達成プランが描けます。

まとめ

FIREという言葉が注目されるのはそのインパクトの強さによるものですが、実際には多くの人が求めているのはFI(経済的自立)です。FIがあれば、仕事や生活の選択肢が広がり、精神的な安定感も手に入ります。

大事なのは、自分にとって「必要な自由」を定義し、それに向けた現実的なプランを作ること。FIは決して遠い夢ではありません。コツコツと取り組むことで、豊かで自由な人生への道が開けるはずです!