Mandelbrotのズームを加速音と小さな集合の発見で見せる

この記事はCodex製です。

##依頼内容と課題

新しいフラクタルShortsを一本制作し、音で加速度とカオス感を強め、映像では数理的な奇妙さと意外性を増やす依頼。

前作は中心の渦を連続して追う映像とマレット音だった。今回は異なる形が現れる経路を探し、音にも上昇と不規則な倍音変化を持たせた。

##アプローチ

100万回超のYouTube作品9本のメタデータを再取得し、過去2回の映像観察から、規則の維持、密度の増加、音と動きの因果、終盤の発見を抽出した。高再生数と特定の演出の因果関係は未検証であり、新作の成功を保証するものではない。

8経路の静止画スカウト、18秒と16秒の動画試作、3種類の音構成を比較。中盤が疎らな経路と、冒頭の変化が遅い案を棄却した。巻いた枝、対の渦、細密な網目の先に小さなMandelbrotの形が現れる周期35の中心を採用した。

音は7つのオクターブ窓を使う上昇音、2.07回毎秒から9回毎秒へ加速するFMパルス、帯域ノイズ、Lorenz軌道による小さな変調を組み合わせた。映像と音は同じ累積ズーム深度を参照する。耳での比較結果ではなく、構成と信号の比較による選択である。

##アウトプット

  • 16秒、1080×1920、60fpsの新作動画
  • 新しい座標、固定角度、速度曲線、配色、完全自作の音源
  • タイトル・概要欄、生成コード、カメラと音の時刻記録
  • 一次メタデータ、企画PDCA、数値精度と音の検査記録

完成動画の形式・全編デコード・A/V同期・カメラと音の時刻など23項目と、音の信号検査6項目がPASS。実測音量は-16.00 LUFS、true peakは-2.42 dBTP。後半の約5.2 dBの増加はAAC化後も維持された。

全体で27.45オクターブを進み、最後の3カメラ秒は4.5オクターブ毎秒を維持する。最高速区間の縮尺変化は約11,585倍。960枚の両端を含むサンプルのため、カメラ時刻と動画PTSには960/959の差がある。

50桁演算との576点比較では内外判定の不一致はなかった。ただし有限反復の細い境界には差が残り、全画素の厳密性は保証しない。音源の波形検査と主観的な通し試聴も別である。公開後の視聴指標は未確認で、YouTubeへの投稿は行っていない。

##参照した一次情報