どう考えても就職しないってのが正解ですよ.僕(@insuuuu)もそう思いますね.
ということで今回の記事の意見はだいたいスーツくんの動画と同じようなことを言ってます.
YouTubeが死んだらどうするんだ
まずその質問が愚問なんですよね.仮にYouTubeが死んでもいいんですよ.YouTuberへ金を流しているのはあくまでGoogleです.YouTubeが死んだ時には別の動画サービス(niconico等)へ投稿者は流れていくでしょう.(実際もこうやライバロリなど,衰退していくniconicoを見限ってYouTubeへ流れてきました.)そしてそこで新たにGoogleによる広告(Google Adsense)が展開されていくだけです.
YouTubeが死んだらどうするんだ,これをいうならば「Googleが死んだらどうするんだ」というべきですね.まぁYouTubeにしろGoogleにしろ当分死ぬとは思えないんですけどね.むしろこれから勢いは増していくばかりでしょう.
どうでもいいですが,アドバイスした方の会社が潰れてその方が露頭に迷う可能性の方が高そうですね.本当にどうでもいいですけど
心配してる次元が低い,と言った方がいいかも
就職しとけという意味わからないアドバイス
就職する,ということはスーツが動画投稿に利用できる時間の大半を一企業に捧げなくてはならない,ということです.そしてだいたいの企業に就職すると少なくとも1日約8時間近くが拘束され,得られる報酬は月20万と言ったところでしょうか.
さすがにアホかな?という感想を抱かざるを得ないわけです.現時点で少なく見積もっても推定月収70万はあるスーツくんにとっては,ですが.
仮に就職したとしましょう.すると,単純に計算すると1日動画投稿に当てられる時間が12時間だとすると会社の業務で8時間失われ,3時間に.単純計算ですが,YouTubeによる収益が1/4の17.5万円になりますね.となると,会社員収入20万+広告収益17.5万で合計37.5万です.つまり就職すると収入が半減するんですよ.スーツくんは.就職しろとかもはや地獄ですね.
食べていくことについて
仮に動画投稿という市場が消し飛んだとしましょう.(ほぼあり得ない話ですが)
しかしスーツくんにはTwitterだけでも3万人近くのフォロワーがいて,チャンネル登録者数で言うと合計20万人分という多大な影響力が本人の特性として残るわけです.
日本国内に20万人近くの知り合いがいるとしてみてください,しかも少なく(一割とする)見積もっても2万人は信者がいるような状況です.YouTubeがなくても食べていくだけならば全く困らないんですよね,これが.信者たちから1日1円ずつでもカンパしてもらえばそれで十分ですよ.それだけで1日2万円が手に入ります.生活費としては十分すぎますね.
就職とは負けの一手(過激)
これは我々凡人側にはしんどい話ですが,大学を卒業と同時に就職する,と言うこと自体がもはや負け組とも言えてしまうのが現代なんですよ.
前述したように,YouTuberたちは我々の想像する月収とは違う数値を我々より少ない労力で稼ぎ切ってしまっています.我々大多数は企業側から使われる,という形で収入を得るかたちしか取れないので就職しているまでです.
本来,全員独立できるならしているはず.その方が経済的に豊かになれるのだから.就職組乙,って感じなんですよね…スーツくんからしたら.
視聴者(一般層)と投稿者(個人事業主)の視点の違い
視聴者(一般層)は雇われ側でありスーツくんのような投稿者(個人事業主)はむしろ雇う側です.よって視聴者の大半は時間給(時間を金に変換)で収入を考え,スーツくんは能力給(生産した価値を金に変換)で収入について考えています.
そもそも自分の収益に対する視点が異なってしまっているんです.
だからスーツくんがいくら視聴者に合理的な説明しても視聴者は納得できないと思います.
さいごに
経済的(お金の)観点から言うと就職せずに自分の能力による生産性をフルに発揮できる独立,起業,といった手段の方がどう考えても正解になってしまうんですよ…我々は凡人だからそのような視点で考えられないかもしれませんが.彼には稼げる能力がある.だから就職しないまでなんですよ.
スーツくんの視聴者層には4,50代あたりの方も結構いるらしいですね.親心的な発想からそのようなアドバイスをした人もいるでしょう.しかし残念ながら彼にとって就職という選択肢ははなから無いと言い切ってもいいくらいです.せいぜい転職(職業を変える)くらいでしょう.配信業から文筆業,コンサル,動画編集業などなど.
ということでコメント欄のみなさまお疲れ様でした.
それではでは