ゲーム別の立て方|Don't Starve Together
Don't Starve Togetherの専用サーバーの立て方
Don't Starve Together(DST)で、ホストがいなくても季節が進むワールドを作るには専用サーバーを立てます。地上(Master)と洞窟(Caves)の2つのシャードを動かすところまで、レンタルと自分で立てる方法の両方を書きます。
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この記事の結論
- DSTの専用サーバーは、Kleiアカウントで発行するクラスタートークン(cluster_token.txt)がないと起動しません。
- 洞窟ありのワールドは、地上(Master)と洞窟(Caves)の2プロセスを同時に動かします。ConoHa for GAMEはDSTに8GB以上を推奨しています。
- 8GBの月額は、12か月契約の換算でConoHa for GAMEが1,832円、XServer VPS for Gameが4,400円です(2026年10月15日時点・税込)。XServer GAMEsはDSTに対応していません。
- 自分で立てるなら、SteamCMDのアプリIDは343050で、ゲーム用のポートは標準で10999/UDPです。
結論:DSTのサーバーはどう立てるか
DSTの専用サーバーを用意する方法は3つあります。ただ、DSTは管理込みのレンタルの選択肢が少ないゲームです。
- 管理込みのレンタル:XServer GAMEsはDSTに対応していません(2026年10月15日時点)。手軽さを求めるなら、次のテンプレートのあるVPSが現実的な選択肢になります。
- テンプレートのあるゲーム用VPS(ConoHa for GAME、XServer VPS for Game):申し込みのときにDSTを選ぶと、サーバー本体が入った状態で起動します。トークンの貼り付けと設定の調整だけで遊べるので、Linuxに慣れていない人に向いています。
- 自分で構築:Ubuntuのサーバーや自宅PCにSteamCMDで入れます。シャードの数やMODを細かく決めたい人、ほかのゲームとサーバーを共用したい人に向いています。
どの方法でも、Kleiアカウントで発行するクラスタートークンは自分で用意します。トークンはサーバーごとにKleiの側で管理されるもので、テンプレートが代わりに作ってくれるものではありません。
Don't Starve Togetherを少人数で遊ぶなら、メモリ2GBのプラン
必要なメモリとスペック
| 必要なメモリ | 6人まで 2GB / 16人まで 4GB |
|---|---|
| 根拠 | 目安(公式の数字ではない):公式の数字はありません。地上と洞窟の2つのシャードを同時に動かすので、少人数でも2GBは見ておきます。 |
| ポート | 10999/UDP(シャードごと) |
| サーバーソフト | SteamCMD アプリID 343050 |
| 主な設定ファイル | cluster.ini・server.ini |
| テンプレート | ConoHa for GAME、XServer VPS for Game |
Kleiは専用サーバーの必要メモリを公式には出していません。数字の手がかりになるのは、ConoHa for GAMEがDSTのテンプレートに付けている「8GB以上推奨」という表示です。
DSTのメモリの使い方で大事なのは、シャードの数です。洞窟ありのワールドは、地上(Master)と洞窟(Caves)がそれぞれ別のプロセスとして動くので、1つのワールドでも2つ分のメモリを使います。洞窟なしで地上だけなら、プロセスは1つで済みます。
| 構成 | 人数 | 考え方 |
|---|---|---|
| 地上のみ | 2〜4人 | 4GBから。洞窟を後から足すなら8GBにしておく |
| 地上+洞窟 | 2〜6人 | 8GB(ConoHaの推奨と同じ) |
| 地上+洞窟、MOD多め | 6人以上 | 8GBで様子を見て、重ければ16GB |
最大人数は cluster.ini の max_players で決め、1〜64人まで設定できます。初期値は16人です。人数を増やすほど、拠点の周りに置かれる建築物やアイテムも増えて重くなりやすいので、メモリには余裕を持たせてください。メモリの考え方はメモリの選び方にもまとめています。
料金で比べると、8GBは12か月契約の月額換算でConoHa for GAMEが1,832円、XServer VPS for Gameが4,400円です。4GBなら1,039円と2,200円です(2026年10月15日時点・税込、ConoHaは11月13日17時までのキャンペーン価格)。ConoHaには時間課金もあり、8GBは1時間13.2円、月の上限は7,348円です。
レンタル(テンプレート)で立てる手順
ConoHa for GAMEとXServer VPS for Gameには、どちらもDSTのテンプレートがあります。大まかな流れは同じです。
- Kleiのアカウントページ(accounts.klei.com)にログインし、ゲームサーバーの画面でクラスター名を入れてサーバーを追加します。表示されたトークンをコピーしておきます。
- 各社の申し込み画面で、メモリのプランを選び、イメージ(テンプレート)にDon't Starve Togetherを選びます。洞窟ありで遊ぶなら8GBを選びます。
- 支払いが終わると、DSTのサーバーが入った状態で起動します。
- 管理画面のコンソールかSSHでログインし、サーバーの案内に従ってトークンを cluster_token.txt に貼り付けます。ファイルの場所はテンプレートによって違います。
- サーバー名やパスワードを設定し、サーバーを再起動します。
- ゲームのサーバー一覧でサーバー名を検索して入ります。
各社の違いは料金の払い方にあります。ConoHa for GAMEは時間課金と長期割引パスから選べるので、まず時間課金で試してから長く借りるかどうかを決められます。XServer VPS for Gameは1〜36か月の一括前払いで、初期費用はかかりません。2社の違いはConoHaとXServerの比較にも書いています。
対応ゲームの多さならここ
XServer VPS for Game
テンプレート30タイトル、新作への対応が早い
月1,265円〜(2GB・36か月)
自分で立てる手順(Ubuntu 24.04)
ここでは、地上と洞窟の2シャードを1台のサーバーで動かします。SteamCMDの入れ方はSteamCMDの使い方でも説明しています。
まずSteamCMDを入れて、DSTの専用サーバー(アプリID 343050)をダウンロードします。
sudo add-apt-repository multiverse
sudo dpkg --add-architecture i386
sudo apt update
sudo apt install -y steamcmd
steamcmd +force_install_dir ~/dst +login anonymous +app_update 343050 validate +quit
起動時に libcurl-gnutls.so.4 が見つからないというエラーが出ることがあります。そのときは libcurl-gnutls を含むパッケージを入れます。Ubuntu 24.04 では名前が libcurl3t64-gnutls になっていますが、パッケージ名は環境で変わります。
sudo apt install -y libcurl3t64-gnutls
次に、設定を置くフォルダを作ります。Linuxでは ~/.klei/DoNotStarveTogether の下が標準です。
mkdir -p ~/.klei/DoNotStarveTogether/Cluster_1/{Master,Caves}
cd ~/.klei/DoNotStarveTogether/Cluster_1
nano cluster_token.txt # Kleiで発行したトークンを1行で貼り付ける
クラスター全体の設定を cluster.ini に書きます。[SHARD] の部分が、地上と洞窟をつなぐための設定です。
[GAMEPLAY]
game_mode = survival
max_players = 6
pvp = false
pause_when_empty = true
[NETWORK]
cluster_name = Friends DST
cluster_password = secret123
cluster_description = 友だち用のサーバー
[SHARD]
shard_enabled = true
bind_ip = 127.0.0.1
master_ip = 127.0.0.1
master_port = 10888
cluster_key = change-this-key
master_port は洞窟が地上に登録するための内部の通信で、プレイヤーがつなぐポートではありません。同じサーバーの中だけで使うので、外に開ける必要はありません。
地上の Master/server.ini はこうします。
[NETWORK]
server_port = 10999
[SHARD]
is_master = true
洞窟の Caves/server.ini は、ポートが地上と重ならないように変えます。
[NETWORK]
server_port = 11000
[SHARD]
is_master = false
name = Caves
[STEAM]
master_server_port = 27019
authentication_port = 8769
洞窟側は、ワールドを洞窟として作るために Caves/worldgenoverride.lua を置きます。
return {
override_enabled = true,
preset = "DST_CAVE",
}
起動は、サーバー本体の bin64 フォルダから、シャードごとに1つずつ行います。ログアウトしても止まらないように、screen や tmux の中で動かします。
cd ~/dst/bin64
screen -dmS dst-master ./dontstarve_dedicated_server_nullrenderer_x64 -cluster Cluster_1 -shard Master
screen -dmS dst-caves ./dontstarve_dedicated_server_nullrenderer_x64 -cluster Cluster_1 -shard Caves
どちらを先に起動しても構いません。洞窟は地上が立ち上がるまで接続をくり返します。
最後にポートを開けます。プレイヤーは地上のポートにつなぎ、洞窟に入るときは洞窟のポートにつなぎ直すので、両方を開けます。
sudo ufw allow 10999/udp
sudo ufw allow 11000/udp
自宅のPCで動かす場合は、ルーターのポート開放も必要です。手順はポート開放のしかたにまとめています。
接続のしかた
PC(Steam版)からは、メインメニューからサーバー一覧(英語版の表記は Browse Games)を開き、cluster_name に付けた名前で検索します。パスワードを設定した場合は、入るときに聞かれます。
一覧に出てこないときは、コンソールから直接つなぐ方法もあります。コンソールは ~ キーで開きます(キーボードの配列によっては別のキーになります)。
c_connect("サーバーのIPアドレス", 10999, "secret123")
この記事の手順で立てたサーバーは、Steam版のクライアント向けです。コンソール版から接続できるかどうかは、公式の情報では確認できませんでした。
よく変える設定
設定は cluster.ini(クラスター全体)と、各シャードの server.ini に分かれています。ワールドの生成や季節の長さは、各シャードの leveldataoverride.lua で変えます。
| 項目 | ファイルと場所 | 意味 | 例 |
|---|---|---|---|
| max_players | cluster.ini [GAMEPLAY] | 最大人数(1〜64) | 6 |
| game_mode | cluster.ini [GAMEPLAY] | ゲームモード | survival |
| pvp | cluster.ini [GAMEPLAY] | プレイヤー同士の攻撃 | false |
| pause_when_empty | cluster.ini [GAMEPLAY] | 誰もいないときに時間を止める | true |
| cluster_name | cluster.ini [NETWORK] | サーバー一覧に出る名前 | Friends DST |
| cluster_password | cluster.ini [NETWORK] | 入るときのパスワード | secret123 |
| cluster_key | cluster.ini [SHARD] | 地上と洞窟で共通の鍵 | change-this-key |
| server_port | server.ini [NETWORK] | そのシャードのポート | 10999 |
管理者を決めるには、Cluster_1 フォルダに adminlist.txt を作り、KleiのユーザーID(KU_ で始まる文字列)を1行に1人ずつ書きます。
MODを入れるときは、サーバー本体の mods/dedicated_server_mods_setup.lua に ServerModSetup("ワークショップID") を書き、各シャードの modoverrides.lua で有効にします。地上と洞窟で中身をそろえないと、片方だけMODが効いた状態になります。
なお、SteamCMDの validate を付けて更新すると、手で入れたMODが消えることがあります。MODを使うときは、更新の前にバックアップを取っておきます。
バックアップと移行
ワールドのデータは、設定と同じクラスターのフォルダに入っています。Linuxなら ~/.klei/DoNotStarveTogether/Cluster_1 の下で、Master/save と Caves/save がそれぞれのセーブです。止めてからフォルダごと固めておけば、そのまま戻せます。
cd ~/.klei/DoNotStarveTogether
tar czf ~/dst-backup-$(date +%Y%m%d).tar.gz Cluster_1
自分のPCでホストしていたワールドを移すこともできます。Windowsでは「ドキュメント\Klei\DoNotStarveTogether」の下にクラスターのフォルダがあります(間に数字のフォルダが入っていることがあります)。
- サーバーのDSTを2つとも止めます。
- PCのクラスターのフォルダ(Cluster_1 など)を丸ごとサーバーにコピーします。
- cluster.ini の [SHARD] と、各シャードの server.ini のポートを、サーバー用の値に直します。
- cluster_token.txt を置いて、2つのシャードを起動します。
レンタルのテンプレートでは、クラスターのフォルダ名やパスが自分で立てた場合と違うことがあります。コピー先は、テンプレートの設定ファイルがある場所に合わせてください。
よくあるトラブル
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 起動してすぐ止まる | cluster_token.txt がない、または中身が違う | Kleiで発行したトークンを1行で貼り直す |
| libcurl-gnutls.so.4 のエラーが出る | 必要なライブラリが入っていない | libcurl-gnutls を含むパッケージを入れる |
| サーバー一覧に出てこない | ポートが閉じている、名前の検索違い | 10999/udp を開け、c_connect で直接つなぐ |
| 洞窟に入ると切断される | Caves のポートが閉じている、cluster_key が違う | 11000/udp を開け、cluster_key をそろえる |
| 洞窟のシャードが地上につながらない | master_port や master_ip の設定違い | 地上と洞窟の [SHARD] の値を見直す |
| 更新したらMODが消えた | validate 付きで更新した | MODを入れ直し、次からは更新前にバックアップを取る |
よくある質問
QDSTの専用サーバーには何GBのメモリが必要ですか?
AKleiは専用サーバーの必要メモリを数字で出していません。ConoHa for GAMEはDSTのテンプレートに8GB以上を推奨しています。洞窟ありで地上と洞窟の2つを動かすなら、8GBを基準に考えると安心です。
Qクラスタートークンはどこで手に入りますか?
AKleiのアカウントページ(accounts.klei.com)のゲームサーバーの画面で、クラスター名を入れてサーバーを追加すると発行されます。ゲーム内のコンソールで TheNet:GenerateClusterToken() を実行する方法もあります。出てきた文字列を cluster_token.txt に貼り付けます。
Q洞窟に入ろうとすると接続が切れます。
A洞窟は別のプロセス(Cavesシャード)として動いていて、プレイヤーは洞窟に入るときにそのシャードのポートへつなぎ直します。Caves側の server_port がファイアウォールで開いているか、cluster.ini の cluster_key が地上と洞窟で同じかを確かめてください。
QXServer GAMEsでDSTのサーバーは借りられますか?
A2026年10月15日時点で、XServer GAMEsの対応ゲームにDSTは入っていません。DSTのテンプレートがあるのは、ConoHa for GAMEとXServer VPS for Gameです。
QMODはサーバーにどう入れますか?
Aサーバー本体の mods フォルダにある dedicated_server_mods_setup.lua に ServerModSetup("ワークショップID") を書くと、起動時にダウンロードされます。有効にするのは各シャードの modoverrides.lua で、地上と洞窟の両方に同じ内容を書きます。
QConoHaの安い料金はいつまでですか?
A記事の長期割引パスの料金は、2026年11月13日17時までのキャンペーン価格で、新しくパスを買うときだけに使えます。更新やプラン変更、時間課金からの切り替えには使えません。