本文へ移動

ゲーム別の立て方|Factorio

Factorioの専用サーバーの立て方

Factorioで、ホストがいないときも仲間が工場に入れるようにするには専用サーバー(ヘッドレスサーバー)を立てます。レンタルで立てる方法と、Ubuntuに自分で立てる方法の両方を書きます。

ro1ro1(Webエンジニア(実務6年目))公開 2026-10-15更新 2026-10-15料金確認 2026-10-15

PR本ページはプロモーションを含みます。紹介料の有無で評価や順位は変えていません(広告掲載ポリシー)。

この記事の結論

  • 公式の必要スペックの数字はありません。序盤から中盤の工場なら2〜4GB、大きな工場やMODが多いなら8GBが目安です。
  • 4GBの月額は、12か月契約の換算でConoHa for GAMEが1,039円、XServer VPS for Gameが2,200円です。XServer GAMEsは3日220円からです(2026年10月15日時点・税込)。
  • サーバーはSteamCMDではなく、factorio.comで配布されているヘッドレス版を使います。ポートは34197/UDPだけです。
  • 設定は server-settings.json で、max_players を0にすると人数の上限がなくなります。

結論:Factorioのサーバーはどう立てるか

立て方は大きく3つあります。Factorioのヘッドレスサーバーは展開するだけで動くので、自分で立てるのも比較的かんたんです。

  • 管理込みのレンタル(XServer GAMEs):3日220円から借りられて、管理画面から操作できます。短い期間だけ集まって遊ぶ人や、OSを触りたくない人に向いています。
  • テンプレートのあるゲーム用VPS(ConoHa for GAME、XServer VPS for Game):申し込みのときにFactorioを選ぶと、サーバーが入った状態で起動します。何か月もかけて工場を育てる人に向いています。
  • 自分で構築(普通のVPSや自宅のPC):factorio.comからヘッドレス版を入れて、設定ファイルを書きます。Linuxに慣れている人や、MODを細かく管理したい人に向いています。

Factorioは一つのセーブを長く遊び続けるゲームなので、長期契約で安くなるゲーム用VPSが向いています。必要なメモリも比較的小さく、4GBのプランなら月1,000円前後から借りられます。

Factorioを少人数で遊ぶなら、メモリ2GBのプラン

ConoHa for GAME 2GB

3コア・NVMe 100GB

12か月契約で月 510円

1か月だけなら 680円

XServer VPS for Game 2GB

3コア・NVMe 50GB

12か月契約で月 1,540円

1か月だけなら 1,980円

数日だけ遊ぶなら、管理込みの XServer GAMEs(3日単位)も選べます。

必要なメモリとスペック

必要なメモリ8人まで 2GB / 32人まで 4GB
根拠目安(公式の数字ではない):公式の数字はありません。ヘッドレスサーバーは軽く、大きな工場ではメモリよりCPUの1コアの速さが効きます。
ポート34197/UDP
サーバーソフトfactorio.com のヘッドレス版
主な設定ファイルserver-settings.json
テンプレートConoHa for GAME、XServer VPS for Game、XServer GAMEs

出典:wiki.factorio.com

Factorioの開発元のWube Softwareが出しているサーバーの必要スペックの数字は見当たりません。ここからは、プランを選ぶときの目安です。公式の数字ではないので、工場の大きさに合わせて調整してください。

遊び方 メモリの目安
序盤から中盤、数人 2GB
中盤から終盤、数人から10人前後 4GB
大きな工場、またはMODを多く入れる 8GB

Factorioで重くなるのは、人数よりも工場の規模です。ベルトや機械、列車が増えるほど、サーバーの計算が増えます。また、Factorioはサーバーとすべてのクライアントが同じ計算をする仕組みなので、サーバーが重くなるとみんなの画面も遅くなります。メモリだけでなくCPUにも余裕があるプランを選ぶと安心です。

2GBと4GBの料金を比べると、次のとおりです(2026年10月15日時点・税込)。

サービス 2GB 1か月 2GB 12か月(月額換算) 4GB 1か月 4GB 12か月(月額換算)
ConoHa for GAME(長期割引パス) 680円 510円 1,270円 1,039円
XServer VPS for Game 1,980円 1,540円 2,640円 2,200円

ConoHaの長期割引パスは、2026年11月13日17時までのキャンペーン価格で、新規の購入だけが対象です。ConoHaには時間課金もあり、4GBは1時間6.6円、月の上限は3,608円です。8GBにすると、ConoHaの12か月が月1,832円、XServer VPS for Gameの12か月が月4,400円です。XServer GAMEsはFactorioに対応していて、3日220円から借りられます。メモリの考え方はゲームサーバーのメモリの選び方にまとめています。

レンタル(テンプレート)で立てる手順

テンプレートのあるサービスなら、申し込みの流れの中でサーバーの準備が終わります。

  1. メモリのプランを選ぶ(序盤から中盤なら2〜4GB)
  2. イメージやアプリケーションの選択でFactorioを選ぶ
  3. rootパスワードなどを決めて申し込む
  4. 起動したら、管理画面に出るIPアドレスを控える
  5. 必要に応じて、サーバー名、パスワード、最大人数、公開するかどうかを設定する
  6. Factorioの「マルチプレイ」→「アドレスに接続」から、IPアドレスを入れて接続する

ConoHa for GAMEとXServer VPS for Gameは、どちらもFactorioのテンプレートがあります。VPSなので、server-settings.json を書き換えたり、手元のセーブやMODをアップロードしたりできます。XServer GAMEsはFactorioに対応した管理込みのサービスで、3日220円からです。自動で更新されるので、遊び終わったら更新を止めておきます。

テンプレートで立てたサーバーも、ゲームのバージョンはクライアントとそろえる必要があります。Factorioのアップデートが来たら、サーバー側も更新されているかを確かめてください。

長く遊ぶ場合、4GBを12か月で比べると、ConoHa for GAMEが月1,039円、XServer VPS for Gameが月2,200円です。XServer VPS for Gameは初期費用が無料と明記されています。各社の違いはConoHaとXServerの比較にもまとめています。

料金重視ならここ

ConoHa for GAME

同じメモリなら月額がいちばん安い

月390円〜(1GB・36か月)

対応ゲームの多さならここ

XServer VPS for Game

テンプレート30タイトル、新作への対応が早い

月1,265円〜(2GB・36か月)

短期・初心者ならここ

XServer GAMEs

3日220円から、サーバーの知識なしで始められる

3日220円〜(2GB)

自分で立てる手順(Ubuntu 24.04)

Factorioの専用サーバーは、SteamCMDでは入れません。factorio.comのダウンロードページから、Linux用のヘッドレス版(tar.xz)をダウンロードして使います。ファイル名にはバージョンが入るので、以下の例のファイル名は読み替えてください。

ダウンロードしたファイルをサーバーに置いたら、展開します。

sudo apt update
sudo apt install xz-utils
cd ~
tar -xJf factorio-headless_linux_2.0.xx.tar.xz
cd ~/factorio

展開すると factorio というフォルダができます。設定ファイルは、同梱の例をコピーして作ります。

cp data/server-settings.example.json data/server-settings.json
nano data/server-settings.json

新しいマップを作ります。

./bin/x64/factorio --create ./saves/my-save.zip

ファイアウォールを開けます。Factorioが使うのはUDPだけで、ポートは34197です。

sudo ufw allow OpenSSH
sudo ufw allow 34197/udp
sudo ufw enable
sudo ufw status

いちばん新しいセーブを読み込んで、サーバーを起動します。

./bin/x64/factorio --start-server-load-latest \
  --server-settings ./data/server-settings.json

決まったセーブを読み込むなら、--start-server ./saves/my-save.zip のように指定します。

サーバーの管理者は、factorio-current.log と同じフォルダに server-adminlist.json を作って、Factorioのユーザー名を書きます。

echo '["your-factorio-name"]' > ~/factorio/server-adminlist.json

SSHを切っても動かしておくなら、tmuxやsystemdで起動してください。自宅で立てる場合は、ルーターでも34197/UDPを開けます。手順はポート開放のやり方にまとめています。

接続のしかた

PC版では、「マルチプレイ」から「アドレスに接続」を選び、サーバーのIPアドレスを入れます。ポートを変えていなければ、IPアドレスだけで入れます。変えた場合は「203.0.113.10:34200」のようにポートを付けます。

server-settings.json で公開(public)にしていれば、ゲーム内のサーバー一覧にも出ます。公開するには、Factorioのアカウントのユーザー名とトークンを設定ファイルに書く必要があります。仲間内だけで遊ぶなら公開しないで、パスワードを付けてIPアドレスで入るのが簡単です。

Factorioは、サーバーと入る人のゲームとMODのバージョンが完全にそろっていないと入れません。サーバーにMODを入れているときは、入る人も同じMODを同じ版で入れてください。

Switch版については、コミュニティWikiに、バージョンがそろえばPC版とマルチプレイできると書かれています。一方で、専用サーバーのゲームはSwitch版の一覧に出ないこと、MODが使えないことも書かれていて、Switch版から専用サーバーに入る具体的な手順は確かめられませんでした。

よく変える設定

設定は server-settings.json で行い、起動のときに --server-settings で指定します。書き換えたら、サーバーを再起動すると反映されます。

項目 意味 例
name サーバー一覧に出る名前 "Kojo Server"
description サーバーの説明 "週末に集まる工場"
visibility.public 公開のサーバー一覧に出すか false
visibility.lan LANのサーバー一覧に出すか true
username / token 公開するときに使うFactorioのアカウント ""
game_password 接続パスワード "change-me"
max_players 最大人数(0は上限なし) 0
require_user_verification Factorioのアカウントで本人確認をするか true
autosave_interval 自動保存の間隔(分) 10
autosave_slots 残しておく自動保存の数 5

たとえば、仲間内だけでパスワード付きにするなら、次のように書きます(項目の一部だけを抜き出しています)。

{
  "name": "Kojo Server",
  "description": "週末に集まる工場",
  "visibility": {
    "public": false,
    "lan": true
  },
  "game_password": "change-me",
  "max_players": 0,
  "require_user_verification": true,
  "autosave_interval": 10,
  "autosave_slots": 5
}

項目はバージョンで増えることがあるので、同梱の server-settings.example.json をコピーしてから書き換えるのが確実です。

バックアップと移行

セーブは、展開したフォルダの中の saves に .zip で保存されます。自動保存も同じフォルダに作られます。バックアップは、サーバーを止めてから saves フォルダと設定ファイルをまとめてコピーします。

cd ~/factorio
tar czf ~/factorio-backup-$(date +%Y%m%d).tar.gz saves data/server-settings.json mods

mods フォルダは、MODを入れていなければなくても構いません。

手元のPCで遊んでいたセーブをサーバーへ移すときは、次の流れになります。

  1. PCのFactorioの saves フォルダから、使いたいセーブの .zip を取り出す(場所は環境で変わります)
  2. サーバーを止める
  3. scpなどで、サーバーの saves フォルダへアップロードする
  4. --start-server でそのファイルを指定するか、--start-server-load-latest で起動する
  5. MODを使っているセーブなら、同じMODを同じ版でサーバーにも入れる
scp my-save.zip ubuntu@203.0.113.10:~/factorio/saves/

--start-server-load-latest は、saves の中でいちばん新しいセーブを読み込みます。アップロードしたファイルより新しい自動保存があると、そちらが読み込まれるので注意してください。

よくあるトラブル

症状 原因 対処
アドレスに接続しても入れない 34197/UDPが閉じている ufwやVPSの管理画面、ルーターで34197/UDPを開ける。TCPではなくUDPを開ける
「バージョンが違う」と出る サーバーとクライアントの版が違う 同じ版のヘッドレス版を入れ直すか、クライアントを合わせる
MODの不一致で入れない MODの有無や版が違う サーバーと入る人のMODを同じ版にそろえる
公開の一覧に出ない username と token が未設定 アカウントのユーザー名とトークンを書くか、IPアドレスで入る
古いセーブが読み込まれる --start-server-load-latest が新しい自動保存を選んでいる --start-server でファイルを指定する
工場が大きくなって遅くなる サーバーのCPUやメモリが足りない プランを上げる。不要な設備を減らす

よくある質問

QFactorioのサーバーは何GBあればいいですか?

A開発元が出している必要スペックの数字は見当たりません。必要なメモリは人数よりも工場の大きさで増えるので、序盤から中盤なら2〜4GB、大きな工場やMODを多く入れるなら8GBを目安にしてください。

QFactorioの専用サーバーは何人まで入れますか?

Aserver-settings.json の max_players で決めます。0にすると上限がなくなります。人数が増えるとサーバーの回線とCPUの負担も増えるので、大人数なら上のプランを考えてください。

QFactorioのサーバーはSteamCMDで入れられますか?

AFactorioの専用サーバーは、SteamCMDではなくfactorio.comのダウンロードページで配布されているヘッドレス版を使います。Linux用はtar.xzの圧縮ファイルで、展開すればそのまま動きます。

QSwitch版から専用サーバーに入れますか?

AコミュニティWikiでは、Switch版もバージョンがそろえばPC版とマルチプレイできるとされています。ただし、専用サーバーのゲームはSwitch版の一覧に出ないとされ、MODも使えません。Switch版から専用サーバーに入る具体的な手順は確かめられませんでした。

QサーバーとMODのバージョンはそろえる必要がありますか?

Aそろえる必要があります。公式Wikiでは、すべてのゲームで同じバージョンのゲームとMODを入れる必要があるとされています。サーバーを更新したら、入る人もゲームとMODを同じ版にしてください。

QConoHaの安い料金はいつまでですか?

A記事の長期割引パスの料金は、2026年11月13日17時までのキャンペーン価格で、新しくパスを買うときだけに使えます。更新やプラン変更には使えないので、契約の前に公式ページで確かめてください。

ほかのゲームのサーバー