ゲーム別の立て方|Factorio
Factorioの専用サーバーの立て方
Factorioで、ホストがいないときも仲間が工場に入れるようにするには専用サーバー(ヘッドレスサーバー)を立てます。レンタルで立てる方法と、Ubuntuに自分で立てる方法の両方を書きます。
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この記事の結論
- 公式の必要スペックの数字はありません。序盤から中盤の工場なら2〜4GB、大きな工場やMODが多いなら8GBが目安です。
- 4GBの月額は、12か月契約の換算でConoHa for GAMEが1,039円、XServer VPS for Gameが2,200円です。XServer GAMEsは3日220円からです(2026年10月15日時点・税込)。
- サーバーはSteamCMDではなく、factorio.comで配布されているヘッドレス版を使います。ポートは34197/UDPだけです。
- 設定は server-settings.json で、max_players を0にすると人数の上限がなくなります。
結論:Factorioのサーバーはどう立てるか
立て方は大きく3つあります。Factorioのヘッドレスサーバーは展開するだけで動くので、自分で立てるのも比較的かんたんです。
- 管理込みのレンタル(XServer GAMEs):3日220円から借りられて、管理画面から操作できます。短い期間だけ集まって遊ぶ人や、OSを触りたくない人に向いています。
- テンプレートのあるゲーム用VPS(ConoHa for GAME、XServer VPS for Game):申し込みのときにFactorioを選ぶと、サーバーが入った状態で起動します。何か月もかけて工場を育てる人に向いています。
- 自分で構築(普通のVPSや自宅のPC):factorio.comからヘッドレス版を入れて、設定ファイルを書きます。Linuxに慣れている人や、MODを細かく管理したい人に向いています。
Factorioは一つのセーブを長く遊び続けるゲームなので、長期契約で安くなるゲーム用VPSが向いています。必要なメモリも比較的小さく、4GBのプランなら月1,000円前後から借りられます。
Factorioを少人数で遊ぶなら、メモリ2GBのプラン
数日だけ遊ぶなら、管理込みの XServer GAMEs(3日単位)も選べます。
必要なメモリとスペック
| 必要なメモリ | 8人まで 2GB / 32人まで 4GB |
|---|---|
| 根拠 | 目安(公式の数字ではない):公式の数字はありません。ヘッドレスサーバーは軽く、大きな工場ではメモリよりCPUの1コアの速さが効きます。 |
| ポート | 34197/UDP |
| サーバーソフト | factorio.com のヘッドレス版 |
| 主な設定ファイル | server-settings.json |
| テンプレート | ConoHa for GAME、XServer VPS for Game、XServer GAMEs |
Factorioの開発元のWube Softwareが出しているサーバーの必要スペックの数字は見当たりません。ここからは、プランを選ぶときの目安です。公式の数字ではないので、工場の大きさに合わせて調整してください。
| 遊び方 | メモリの目安 |
|---|---|
| 序盤から中盤、数人 | 2GB |
| 中盤から終盤、数人から10人前後 | 4GB |
| 大きな工場、またはMODを多く入れる | 8GB |
Factorioで重くなるのは、人数よりも工場の規模です。ベルトや機械、列車が増えるほど、サーバーの計算が増えます。また、Factorioはサーバーとすべてのクライアントが同じ計算をする仕組みなので、サーバーが重くなるとみんなの画面も遅くなります。メモリだけでなくCPUにも余裕があるプランを選ぶと安心です。
2GBと4GBの料金を比べると、次のとおりです(2026年10月15日時点・税込)。
| サービス | 2GB 1か月 | 2GB 12か月(月額換算) | 4GB 1か月 | 4GB 12か月(月額換算) |
|---|---|---|---|---|
| ConoHa for GAME(長期割引パス) | 680円 | 510円 | 1,270円 | 1,039円 |
| XServer VPS for Game | 1,980円 | 1,540円 | 2,640円 | 2,200円 |
ConoHaの長期割引パスは、2026年11月13日17時までのキャンペーン価格で、新規の購入だけが対象です。ConoHaには時間課金もあり、4GBは1時間6.6円、月の上限は3,608円です。8GBにすると、ConoHaの12か月が月1,832円、XServer VPS for Gameの12か月が月4,400円です。XServer GAMEsはFactorioに対応していて、3日220円から借りられます。メモリの考え方はゲームサーバーのメモリの選び方にまとめています。
レンタル(テンプレート)で立てる手順
テンプレートのあるサービスなら、申し込みの流れの中でサーバーの準備が終わります。
- メモリのプランを選ぶ(序盤から中盤なら2〜4GB)
- イメージやアプリケーションの選択でFactorioを選ぶ
- rootパスワードなどを決めて申し込む
- 起動したら、管理画面に出るIPアドレスを控える
- 必要に応じて、サーバー名、パスワード、最大人数、公開するかどうかを設定する
- Factorioの「マルチプレイ」→「アドレスに接続」から、IPアドレスを入れて接続する
ConoHa for GAMEとXServer VPS for Gameは、どちらもFactorioのテンプレートがあります。VPSなので、server-settings.json を書き換えたり、手元のセーブやMODをアップロードしたりできます。XServer GAMEsはFactorioに対応した管理込みのサービスで、3日220円からです。自動で更新されるので、遊び終わったら更新を止めておきます。
テンプレートで立てたサーバーも、ゲームのバージョンはクライアントとそろえる必要があります。Factorioのアップデートが来たら、サーバー側も更新されているかを確かめてください。
長く遊ぶ場合、4GBを12か月で比べると、ConoHa for GAMEが月1,039円、XServer VPS for Gameが月2,200円です。XServer VPS for Gameは初期費用が無料と明記されています。各社の違いはConoHaとXServerの比較にもまとめています。
対応ゲームの多さならここ
XServer VPS for Game
テンプレート30タイトル、新作への対応が早い
月1,265円〜(2GB・36か月)
自分で立てる手順(Ubuntu 24.04)
Factorioの専用サーバーは、SteamCMDでは入れません。factorio.comのダウンロードページから、Linux用のヘッドレス版(tar.xz)をダウンロードして使います。ファイル名にはバージョンが入るので、以下の例のファイル名は読み替えてください。
ダウンロードしたファイルをサーバーに置いたら、展開します。
sudo apt update
sudo apt install xz-utils
cd ~
tar -xJf factorio-headless_linux_2.0.xx.tar.xz
cd ~/factorio
展開すると factorio というフォルダができます。設定ファイルは、同梱の例をコピーして作ります。
cp data/server-settings.example.json data/server-settings.json
nano data/server-settings.json
新しいマップを作ります。
./bin/x64/factorio --create ./saves/my-save.zip
ファイアウォールを開けます。Factorioが使うのはUDPだけで、ポートは34197です。
sudo ufw allow OpenSSH
sudo ufw allow 34197/udp
sudo ufw enable
sudo ufw status
いちばん新しいセーブを読み込んで、サーバーを起動します。
./bin/x64/factorio --start-server-load-latest \
--server-settings ./data/server-settings.json
決まったセーブを読み込むなら、--start-server ./saves/my-save.zip のように指定します。
サーバーの管理者は、factorio-current.log と同じフォルダに server-adminlist.json を作って、Factorioのユーザー名を書きます。
echo '["your-factorio-name"]' > ~/factorio/server-adminlist.json
SSHを切っても動かしておくなら、tmuxやsystemdで起動してください。自宅で立てる場合は、ルーターでも34197/UDPを開けます。手順はポート開放のやり方にまとめています。
接続のしかた
PC版では、「マルチプレイ」から「アドレスに接続」を選び、サーバーのIPアドレスを入れます。ポートを変えていなければ、IPアドレスだけで入れます。変えた場合は「203.0.113.10:34200」のようにポートを付けます。
server-settings.json で公開(public)にしていれば、ゲーム内のサーバー一覧にも出ます。公開するには、Factorioのアカウントのユーザー名とトークンを設定ファイルに書く必要があります。仲間内だけで遊ぶなら公開しないで、パスワードを付けてIPアドレスで入るのが簡単です。
Factorioは、サーバーと入る人のゲームとMODのバージョンが完全にそろっていないと入れません。サーバーにMODを入れているときは、入る人も同じMODを同じ版で入れてください。
Switch版については、コミュニティWikiに、バージョンがそろえばPC版とマルチプレイできると書かれています。一方で、専用サーバーのゲームはSwitch版の一覧に出ないこと、MODが使えないことも書かれていて、Switch版から専用サーバーに入る具体的な手順は確かめられませんでした。
よく変える設定
設定は server-settings.json で行い、起動のときに --server-settings で指定します。書き換えたら、サーバーを再起動すると反映されます。
| 項目 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| name | サーバー一覧に出る名前 | "Kojo Server" |
| description | サーバーの説明 | "週末に集まる工場" |
| visibility.public | 公開のサーバー一覧に出すか | false |
| visibility.lan | LANのサーバー一覧に出すか | true |
| username / token | 公開するときに使うFactorioのアカウント | "" |
| game_password | 接続パスワード | "change-me" |
| max_players | 最大人数(0は上限なし) | 0 |
| require_user_verification | Factorioのアカウントで本人確認をするか | true |
| autosave_interval | 自動保存の間隔(分) | 10 |
| autosave_slots | 残しておく自動保存の数 | 5 |
たとえば、仲間内だけでパスワード付きにするなら、次のように書きます(項目の一部だけを抜き出しています)。
{
"name": "Kojo Server",
"description": "週末に集まる工場",
"visibility": {
"public": false,
"lan": true
},
"game_password": "change-me",
"max_players": 0,
"require_user_verification": true,
"autosave_interval": 10,
"autosave_slots": 5
}
項目はバージョンで増えることがあるので、同梱の server-settings.example.json をコピーしてから書き換えるのが確実です。
バックアップと移行
セーブは、展開したフォルダの中の saves に .zip で保存されます。自動保存も同じフォルダに作られます。バックアップは、サーバーを止めてから saves フォルダと設定ファイルをまとめてコピーします。
cd ~/factorio
tar czf ~/factorio-backup-$(date +%Y%m%d).tar.gz saves data/server-settings.json mods
mods フォルダは、MODを入れていなければなくても構いません。
手元のPCで遊んでいたセーブをサーバーへ移すときは、次の流れになります。
- PCのFactorioの saves フォルダから、使いたいセーブの .zip を取り出す(場所は環境で変わります)
- サーバーを止める
- scpなどで、サーバーの saves フォルダへアップロードする
- --start-server でそのファイルを指定するか、--start-server-load-latest で起動する
- MODを使っているセーブなら、同じMODを同じ版でサーバーにも入れる
scp my-save.zip ubuntu@203.0.113.10:~/factorio/saves/
--start-server-load-latest は、saves の中でいちばん新しいセーブを読み込みます。アップロードしたファイルより新しい自動保存があると、そちらが読み込まれるので注意してください。
よくあるトラブル
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| アドレスに接続しても入れない | 34197/UDPが閉じている | ufwやVPSの管理画面、ルーターで34197/UDPを開ける。TCPではなくUDPを開ける |
| 「バージョンが違う」と出る | サーバーとクライアントの版が違う | 同じ版のヘッドレス版を入れ直すか、クライアントを合わせる |
| MODの不一致で入れない | MODの有無や版が違う | サーバーと入る人のMODを同じ版にそろえる |
| 公開の一覧に出ない | username と token が未設定 | アカウントのユーザー名とトークンを書くか、IPアドレスで入る |
| 古いセーブが読み込まれる | --start-server-load-latest が新しい自動保存を選んでいる | --start-server でファイルを指定する |
| 工場が大きくなって遅くなる | サーバーのCPUやメモリが足りない | プランを上げる。不要な設備を減らす |
よくある質問
QFactorioのサーバーは何GBあればいいですか?
A開発元が出している必要スペックの数字は見当たりません。必要なメモリは人数よりも工場の大きさで増えるので、序盤から中盤なら2〜4GB、大きな工場やMODを多く入れるなら8GBを目安にしてください。
QFactorioの専用サーバーは何人まで入れますか?
Aserver-settings.json の max_players で決めます。0にすると上限がなくなります。人数が増えるとサーバーの回線とCPUの負担も増えるので、大人数なら上のプランを考えてください。
QFactorioのサーバーはSteamCMDで入れられますか?
AFactorioの専用サーバーは、SteamCMDではなくfactorio.comのダウンロードページで配布されているヘッドレス版を使います。Linux用はtar.xzの圧縮ファイルで、展開すればそのまま動きます。
QSwitch版から専用サーバーに入れますか?
AコミュニティWikiでは、Switch版もバージョンがそろえばPC版とマルチプレイできるとされています。ただし、専用サーバーのゲームはSwitch版の一覧に出ないとされ、MODも使えません。Switch版から専用サーバーに入る具体的な手順は確かめられませんでした。
QサーバーとMODのバージョンはそろえる必要がありますか?
Aそろえる必要があります。公式Wikiでは、すべてのゲームで同じバージョンのゲームとMODを入れる必要があるとされています。サーバーを更新したら、入る人もゲームとMODを同じ版にしてください。
QConoHaの安い料金はいつまでですか?
A記事の長期割引パスの料金は、2026年11月13日17時までのキャンペーン価格で、新しくパスを買うときだけに使えます。更新やプラン変更には使えないので、契約の前に公式ページで確かめてください。