ゲーム別の立て方|Project Zomboid
Project Zomboidの専用サーバーの立て方
Project Zomboidで、ホストがいないときも仲間が同じ街で生き残りを続けられるようにするには専用サーバーを立てます。メモリの決め方と、レンタルで立てる方法、Ubuntuに自分で立てる方法を書きます。
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この記事の結論
- 公式の必要スペックはありません。Windowsの起動スクリプトの初期値は -Xmx 16GB で、数人なら8GB、MODが多いか大人数なら16GBが目安です。
- 8GBの月額は、12か月契約の換算でConoHa for GAMEが1,832円、XServer VPS for Gameが4,400円です。XServer GAMEsは3日438円からです(2026年10月15日時点・税込)。
- ポートは16261/UDPと16262/UDPです。SteamCMDのアプリIDは380870です。
- 設定は ~/Zomboid/Server/servertest.ini、ワールドは ~/Zomboid/Saves/Multiplayer/servertest に保存されます。
結論:Project Zomboidのサーバーはどう立てるか
立て方は大きく3つあります。Project ZomboidのサーバーはJavaで動いていて、割り当てるメモリを自分で決めるのが特徴です。
- 管理込みのレンタル(XServer GAMEs):3日438円から借りられて、管理画面から操作できます。短い期間だけ遊ぶ人や、OSを触りたくない人に向いています。
- テンプレートのあるゲーム用VPS(ConoHa for GAME、XServer VPS for Game):申し込みのときにProject Zomboidを選ぶと、サーバーが入った状態で起動します。長く同じ世界で生き残りたい人や、MODを入れたい人に向いています。
- 自分で構築(普通のVPSや自宅のPC):SteamCMDでサーバーを入れて、起動スクリプトと設定ファイルを書きます。Linuxに慣れている人に向いています。
Project Zomboidは、一つのサーバーで何週間も遊び続けることが多いゲームです。長く遊ぶなら、長期契約で安くなるゲーム用VPSが向いています。
Project Zomboidを少人数で遊ぶなら、メモリ4GBのプラン
数日だけ遊ぶなら、管理込みの XServer GAMEs(3日単位)も選べます。
必要なメモリとスペック
| 必要なメモリ | 4人まで 4GB / 10人まで 8GB / 32人まで 16GB |
|---|---|
| 根拠 | 目安(公式の数字ではない):公式の数字はありません。少人数のバニラなら4GB、MODと人数が増えたら8〜16GBが目安です。 |
| ポート | 16261〜16262/UDP |
| サーバーソフト | SteamCMD アプリID 380870 |
| 主な設定ファイル | servertest.ini |
| テンプレート | ConoHa for GAME、XServer VPS for Game、XServer GAMEs |
出典:pzwiki.net
Project Zomboidの開発元のThe Indie Stoneが出しているサーバーの必要スペックの数字は見当たりません。サーバーが使えるメモリの上限は、起動時のJavaの設定(-Xmx)で決まります。コミュニティWikiによると、Windowsの起動スクリプトの初期値は16GBで、6GBに下げる例も載っています。
ここからは、プランを選ぶときの目安です。公式の数字ではないので、遊び方に合わせて調整してください。
| 遊び方 | プランの目安 | -Xmx の目安 |
|---|---|---|
| 数人、バニラ | 8GB | 6GB前後 |
| 10人前後、またはMODを少し | 8〜16GB | 6〜12GB |
| 大人数、またはMODを多く入れる | 16GB以上 | 12GB以上 |
-Xmx はプランのメモリより小さくします。VPSではOSもメモリを使うので、1〜2GBは残しておくと安定します。逆に、プランに余裕があるのに -Xmx を小さくしたままだと、サーバーがメモリを使い切って重くなります。
Project Zomboidで重くなりやすいのは、人数のほかに、みんなが別々の場所にいるときです。それぞれの周りの地図とゾンビを読み込むので、散らばって探索するほどメモリを使います。
8GBと16GBの料金を比べると、次のとおりです(2026年10月15日時点・税込)。
| サービス | 8GB 1か月 | 8GB 12か月(月額換算) | 16GB 1か月 | 16GB 12か月(月額換算) |
|---|---|---|---|---|
| ConoHa for GAME(長期割引パス) | 2,414円 | 1,832円 | 4,289円 | 3,428円 |
| XServer VPS for Game | 5,280円 | 4,400円 | 11,770円 | 9,350円 |
ConoHaの長期割引パスは、2026年11月13日17時までのキャンペーン価格で、新規の購入だけが対象です。ConoHaには時間課金もあり、8GBは1時間13.2円(月の上限7,348円)、16GBは1時間24.2円(月の上限14,300円)です。XServer GAMEsはProject Zomboidに対応していて、3日438円から借りられます。メモリの考え方はゲームサーバーのメモリの選び方にまとめています。
レンタル(テンプレート)で立てる手順
テンプレートのあるサービスなら、申し込みの流れの中でサーバーの準備が終わります。
- メモリのプランを選ぶ(数人なら8GB)
- イメージやアプリケーションの選択でProject Zomboidを選ぶ
- rootパスワードなどを決めて申し込む
- 起動したら、管理画面に出るIPアドレスを控える
- 管理者のパスワードや、サーバーのパスワード、最大人数を設定する
- ゲームの「参加」から、IPアドレスとポート(初期値16261)を入れて接続する
ConoHa for GAMEとXServer VPS for Gameは、どちらもProject Zomboidのテンプレートがあります。VPSなので、servertest.ini や SandboxVars を直接書き換えたり、-Xmx を変えたりできます。XServer GAMEsはProject Zomboidに対応した管理込みのサービスで、3日438円からです。自動で更新されるので、遊び終わったら更新を止めておきます。
テンプレートで立てた場合も、メモリの割り当て(-Xmx)がプランに合っているかは一度確かめておくと安心です。8GBのプランなのに割り当てが小さいままだと、プランのメモリを活かしきれません。
長く遊ぶ場合、8GBを12か月で比べると、ConoHa for GAMEが月1,832円、XServer VPS for Gameが月4,400円です。XServer VPS for Gameは初期費用が無料と明記されています。各社の違いはConoHaとXServerの比較にもまとめています。
対応ゲームの多さならここ
XServer VPS for Game
テンプレート30タイトル、新作への対応が早い
月1,265円〜(2GB・36か月)
自分で立てる手順(Ubuntu 24.04)
まず、SteamCMDを入れます。SteamCMDそのものの説明はSteamCMDの使い方にまとめています。
sudo add-apt-repository multiverse
sudo dpkg --add-architecture i386
sudo apt update
sudo apt install steamcmd
サーバーをダウンロードします。アプリIDは380870です。Steamクライアントのライブラリにある「Project Zomboid Dedicated Server」は、ファイルを入れるためのもので、そこから起動するものではありません。
/usr/games/steamcmd +force_install_dir ~/pzserver \
+login anonymous \
+app_update 380870 validate \
+quit
ベータ版のビルドで遊んでいる仲間に合わせるときは、app_update の後ろに -beta とブランチ名を付けます。ブランチ名は時期によって変わるので、Steamのベータの一覧で確かめてください。クライアントとサーバーのビルドがそろっていないと入れません。
ファイアウォールを開けます。
sudo ufw allow OpenSSH
sudo ufw allow 16261/udp
sudo ufw allow 16262/udp
sudo ufw enable
sudo ufw status
起動します。初めての起動では、管理者(admin)のパスワードを決めるよう聞かれます。-adminpassword を付けると、この入力を飛ばせます。
cd ~/pzserver
bash start-server.sh -servername servertest -adminpassword change-me
-servername を変えると、設定ファイルとセーブの名前もその名前になります。初期値は servertest です。
メモリの割り当ては、起動スクリプトが読み込む .json ファイル(インストール先にある ProjectZomboid64.json など)の vmArgs で決まります。その中の -Xmx の値を、プランに合わせて書き換えます。ファイル名や中身はバージョンで変わることがあるので、書き換える前にコピーを取っておいてください。
cd ~/pzserver
cp ProjectZomboid64.json ProjectZomboid64.json.bak
grep -n "Xmx" ProjectZomboid64.json
たとえば8GBのプランなら "-Xmx6g" のようにします。SSHを切っても動かしておくなら、tmuxやsystemdで起動してください。自宅で立てる場合は、ルーターでも16261と16262のUDPを開けます。手順はポート開放のやり方にまとめています。
接続のしかた
ゲームのメインメニューから「参加」を選び、サーバーのIPアドレス、ポート(初期値16261)、ユーザー名とパスワードを入れて接続します。サーバーを公開設定にしていれば、一覧からも探せます。
Steamを使わないサーバーを立てた場合は、クライアントもSteamを使わないモードで入る必要があります。Steam版を持っている人は、ゲームの起動オプションに -nosteam を付けます。普段どおりSteamで遊ぶなら、サーバーもSteam版のまま立ててください。
Project ZomboidはPC向けのゲームです。サーバーとクライアントは同じビルドにそろえる必要があり、アップデートの直後は、サーバーを先に更新しないと入れなくなることがあります。
よく変える設定
Linuxでは、設定ファイルは ~/Zomboid/Server にあります。servertest の部分は -servername で決めた名前です。
- servertest.ini:サーバー全体の設定(名前、パスワード、人数、MODなど)
- servertest_SandboxVars.lua:ゾンビの数や強さ、ループの時期など、ゲームのルール
- servertest_spawnregions.lua:スポーン地点
servertest.ini でよく変えるのは次の項目です。書き換えるときはサーバーを止めてから行い、再起動すると反映されます。
| 項目 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| PublicName | サーバー一覧に出る名前 | MyZomboid |
| PublicDescription | サーバーの説明 | 毎週末に集まるサーバー |
| Public | 公開の一覧に出すか | false |
| Open | 誰でも参加できるか(falseならホワイトリスト) | true |
| Password | 接続パスワード | change-me |
| MaxPlayers | 最大人数 | 8 |
| PVP | プレイヤー同士の攻撃 | false |
| PauseEmpty | 誰もいないとき時間を止めるか | true |
| DefaultPort | ゲームのポート | 16261 |
| SaveWorldEveryMinutes | 自動保存の間隔(分、0は自動保存なし) | 15 |
| WorkshopItems | ワークショップのID(複数なら;区切り) | 1234567890 |
| Mods | MODのID(複数なら;区切り) | ExampleModID |
ポートは起動オプションの -port で DefaultPort を、-udpport で UDPPort を上書きできます。MODは、WorkshopItems にワークショップのID、Mods にMOD自体のIDを書く必要があり、片方だけでは読み込まれません。例のIDは書き方を示すためのもので、実際に入れるMODのIDに置き換えてください。
バックアップと移行
Linuxでは、ワールドは ~/Zomboid/Saves/Multiplayer の中の、サーバー名のフォルダ(初期値は servertest)に保存されます。設定は ~/Zomboid/Server です。バックアップは、サーバーを止めてから両方をまとめてコピーします。
tar czf ~/zomboid-backup-$(date +%Y%m%d).tar.gz \
-C ~/Zomboid Saves/Multiplayer/servertest Server
別のサーバーへ移すときは、次の流れになります。
- 元のサーバーを止めて、Saves/Multiplayer/サーバー名 と Server フォルダを取り出す
- 新しいサーバーにProject Zomboidのサーバーを入れて、同じ -servername で一度起動してから止める
- 新しいサーバーの ~/Zomboid に、取り出したフォルダを上書きする
- -Xmx やポートの設定を新しいサーバーに合わせる
- 起動して、ワールドとキャラクターが引き継がれているか確かめる
サーバー名を変えて移す場合は、フォルダ名とファイル名(servertest.ini など)も新しい名前にそろえます。MODを入れているサーバーは、移した先でも同じMODが読み込まれているかを確かめてください。
よくあるトラブル
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| サーバーが見つからない | 16261/16262のUDPが閉じている | ufwやVPSの管理画面、ルーターで両方を開ける |
| 途中で固まる、落ちる | -Xmx が小さい、またはプランのメモリが足りない | -Xmx を上げる。足りなければプランを上げる |
| 起動直後に落ちる | -Xmx がプランのメモリより大きい | OSのぶんを残して -Xmx を下げる |
| 「バージョンが違う」と出る | サーバーとクライアントのビルドが違う | SteamCMDで更新する。ベータならブランチをそろえる |
| MODが読み込まれない | WorkshopItems か Mods の片方が抜けている | 両方にIDを書き、入る人も同じMODを入れる |
| Steam以外のクライアントで入れない | サーバーとクライアントのモードが違う | Steamを使わないサーバーなら -nosteam で入る |
よくある質問
QProject Zomboidのサーバーは何GBあればいいですか?
A開発元が出している必要スペックの数字は見当たりません。サーバーが使うメモリの上限は起動時の -Xmx で決まり、Windowsの起動スクリプトの初期値は16GBです。数人のバニラなら8GBのプランで -Xmx を6GB前後にするのが目安で、MODを多く入れるか大人数なら16GBを考えてください。
Qサーバーのメモリはどこで変えますか?
AWindowsではStartServer64のバッチファイルにある -Xms と -Xmx の値を書き換えます。Linuxでは、起動スクリプトが読み込む .json ファイルの vmArgs にある -Xmx を書き換えます。プランのメモリ全部を割り当てるとOSのぶんが足りなくなるので、1〜2GBは残しておきます。
Q開けるポートはどれですか?
A16261/UDPがゲームのポート、16262/UDPが直接接続のポートです。バージョン41.77より前は、16261/UDPに加えて8766と8767のUDPを使っていました。
QSteam版以外のクライアントでも入れますか?
ASteamを使わないサーバー(Windowsでは StartServer64_nosteam)を立てた場合は、クライアントもSteamを使わないモードで入る必要があります。Steam版を持っている人は、起動オプションに -nosteam を付けるとそのモードで起動できます。
QMODを入れたサーバーにできますか?
Aできます。servertest.ini の WorkshopItems= にSteamワークショップのID、Mods= にMODのIDを書きます。入る人も同じMODを入れる必要があります。
QConoHaの安い料金はいつまでですか?
A記事の長期割引パスの料金は、2026年11月13日17時までのキャンペーン価格で、新しくパスを買うときだけに使えます。更新やプラン変更には使えないので、契約の前に公式ページで確かめてください。