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ゲーム別の立て方|Enshrouded(エンシュラウデッド)

Enshroudedの専用サーバーの立て方

Enshroudedで、ホストがいなくても仲間が入れるワールドを作るには専用サーバーを立てます。公式の推奨スペックをもとに、レンタルで立てる方法と自分で立てる方法を書きます。

ro1ro1(Webエンジニア(実務6年目))公開 2026-10-15更新 2026-10-15料金確認 2026-10-15

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この記事の結論

  • 公式の推奨はメモリ16GB、CPUは4〜6人で6コア12スレッド、16人で8コア16スレッド、空き容量30GB以上のSSDです。
  • 16GBの月額は、12か月契約の換算でConoHa for GAMEが3,428円、XServer VPS for Gameが9,350円です(2026年10月15日時点・税込)。
  • 数日だけ遊ぶなら、XServer GAMEsが3日1,290円から借りられます。
  • 公式のサーバーはWindows版だけで、Linuxでは公式にサポートされていません。設定は enshrouded_server.json、最大人数は slotCount(1〜16)です。

結論:Enshroudedのサーバーはどう立てるか

立て方は大きく3つあります。Enshroudedは公式のサーバーがWindows版だけなので、ほかのゲームより「自分で構築」のハードルが高めです。

  • 管理込みのレンタル(XServer GAMEs):3日から借りられて、管理画面から操作できます。週末に集まって遊ぶ人や、OSを触りたくない人に向いています。
  • テンプレートのあるゲーム用VPS(ConoHa for GAME、XServer VPS for Game):申し込みのときにEnshroudedを選ぶと、サーバーが入った状態で起動します。長く同じワールドで遊ぶ人に向いています。
  • 自分で構築(普通のVPSや自宅のWindows PC):SteamCMDでサーバーを入れて、設定ファイルを自分で書きます。自宅に余っているWindows PCがある人や、仕組みを知りたい人に向いています。

公式推奨のメモリが16GBと大きいので、月額で見るとプランの差がそのまま料金の差になります。長く遊ぶなら、テンプレートのあるゲーム用VPSの長期契約がいちばん安くなりやすいです。

Enshroudedを少人数で遊ぶなら、メモリ16GBのプラン

ConoHa for GAME 16GB

8コア・NVMe 100GB

12か月契約で月 3,428円

1か月だけなら 4,289円

XServer VPS for Game 16GB

8コア・NVMe 100GB

12か月契約で月 9,350円

1か月だけなら 11,770円

数日だけ遊ぶなら、管理込みの XServer GAMEs(3日単位)も選べます。

必要なメモリとスペック

必要なメモリ16人まで 16GB
根拠公式の要件:公式の要件はメモリ16GB。CPUは4〜6人で6コア12スレッド、16人で8コア16スレッドです。
ポート15637(クエリ)
サーバーソフトSteamCMD アプリID 2278520
主な設定ファイルenshrouded_server.json
テンプレートConoHa for GAME、XServer VPS for Game、XServer GAMEs

出典:enshrouded.zendesk.com

Enshroudedは、開発元のKeen Gamesがサーバーの推奨スペックを公開しています。メモリは人数にかかわらず16GBで、人数によって変わるのはCPUです。

人数 CPU メモリ ストレージ
4〜6人 3.2GHz級・6コア12スレッド 16GB SSDで空き30GB以上
16人 3.7GHz級・8コア16スレッド 16GB SSDで空き30GB以上

ワールドを増やすと、1つあたり最大100MBほど容量が増えるとされています。回線は、1人あたり上り2Mbpsが推奨で、下りも同じくらいあるのが望ましいとされています。

ゲーム用VPSで16GBを選ぶと、ConoHa for GAMEもXServer VPS for Gameも8コアなので、公式の16人向けの推奨とコア数がそろいます。ただし、VPSのvCPUは物理コアやスレッドと同じではありません。公式の推奨ではメモリは人数で変わらないので、少人数で遊ぶ場合でも16GBを基準にしてください。それより小さいプランは公式の推奨から外れます。

16GBの料金を比べると、次のとおりです(2026年10月15日時点・税込)。

サービス 1か月 12か月(月額換算) 36か月(月額換算)
ConoHa for GAME(長期割引パス) 4,289円 3,428円 3,308円
XServer VPS for Game 11,770円 9,350円 8,690円
XServer GAMEs 3日1,290円から - -

ConoHaの長期割引パスは、2026年11月13日17時までのキャンペーン価格で、新規の購入だけが対象です。ConoHaには時間課金もあり、16GBは1時間24.2円、月の上限は14,300円です。週に数時間だけ起動するなら、時間課金のほうが安く済むこともあります。メモリの考え方はゲームサーバーのメモリの選び方に、自宅とレンタルの違いは自宅サーバーとレンタルの比較にまとめています。

レンタル(テンプレート)で立てる手順

テンプレートのあるサービスなら、申し込みの流れの中でサーバーの準備が終わります。WindowsやWineの用意を自分でしなくてよいのが大きな利点です。

  1. メモリのプランを選ぶ(公式推奨に合わせて16GB)
  2. イメージやアプリケーションの選択でEnshroudedを選ぶ
  3. rootパスワードなどを決めて申し込む
  4. 起動したら、管理画面に出るIPアドレスを控える
  5. 必要に応じて、サーバー名やパスワード、最大人数を設定する
  6. Steamのサーバー一覧で探すか、お気に入りに「IPアドレス:15637」を登録して接続する

ConoHa for GAMEとXServer VPS for Gameは、どちらもEnshroudedのテンプレートがあります。どちらもVPSなので、設定ファイルを直接書き換えたり、セーブを自分で取り出したりできます。XServer GAMEsはEnshroudedに対応した管理込みのサービスで、3日1,290円から借りられます。自動で更新されるので、遊び終わったら更新を止めておきます。

料金の差が大きいのは長期契約です。16GBを12か月で比べると、ConoHa for GAMEが月3,428円、XServer VPS for Gameが月9,350円です。一方で、XServer VPS for Gameは初期費用が無料と明記されています。各社の違いはConoHaとXServerの比較にもまとめています。

料金重視ならここ

ConoHa for GAME

同じメモリなら月額がいちばん安い

月390円〜(1GB・36か月)

対応ゲームの多さならここ

XServer VPS for Game

テンプレート30タイトル、新作への対応が早い

月1,265円〜(2GB・36か月)

短期・初心者ならここ

XServer GAMEs

3日220円から、サーバーの知識なしで始められる

3日220円〜(2GB)

自分で立てる手順(Ubuntu 24.04)

先に注意しておくと、公式の案内では専用サーバーが対応しているのはWindowsだけで、Linux対応は「予定」とされています。Ubuntuで動かす場合は、Windows版のサーバーをWineで動かすことになり、公式のサポート外です。以下はその一般的な流れで、Wineのバージョンや必要なパッケージは環境で変わります。安定を優先するなら、Windows Serverを使うか、テンプレートのあるVPSを選んでください。

まず、SteamCMDを入れます。SteamCMDそのものの説明はSteamCMDの使い方にまとめています。

sudo add-apt-repository multiverse
sudo dpkg --add-architecture i386
sudo apt update
sudo apt install steamcmd

次に、Windows版のサーバーをダウンロードします。アプリIDは2278520です。Linux上でWindows版を取得するので、プラットフォームの指定を付けます。

mkdir -p ~/enshrouded
/usr/games/steamcmd +@sSteamCmdForcePlatformType windows \
  +force_install_dir ~/enshrouded \
  +login anonymous \
  +app_update 2278520 validate \
  +quit

Wineを入れて、一度起動します。最初の起動で enshrouded_server.json が作られます。画面のない環境では仮想ディスプレイ(xvfb)が必要になることがあり、ここも環境で変わります。

sudo apt install wine64 xvfb
cd ~/enshrouded
xvfb-run wine64 ./enshrouded_server.exe

設定ファイルができたら、いったん止めて中身を書き換えます(書き方は「よく変える設定」で説明します)。そのあと、ファイアウォールでクエリポートを開けます。公式の記事にはクエリポートが15637であることだけが書かれていて、UDPかTCPかは書かれていません。そのため、ここでは両方を開けています。

sudo ufw allow OpenSSH
sudo ufw allow 15637/udp
sudo ufw allow 15637/tcp
sudo ufw enable
sudo ufw status

公式のFAQでは、このほかにSteamが使うポートがあるとされています。自宅で立てる場合は、ルーターのポート開放も必要です。手順はポート開放のやり方にまとめています。

常に動かしておくなら、tmuxやsystemdで起動しておくと、SSHを切ってもサーバーが止まりません。アップデートが来たら、サーバーを止めて同じSteamCMDのコマンドをもう一度実行します。

接続のしかた

Enshroudedのクライアントは、ゲーム内のサーバー一覧から専用サーバーを探して入れます。一覧はパスワードの有無でも絞り込めます。

一覧に出てこないときは、公式が案内している方法で直接つなぎます。Steamクライアントの「表示」から「ゲームサーバー」を開き、「お気に入り」タブにサーバーを追加します。このとき入れるのは「IPアドレス:クエリポート」で、初期設定なら「203.0.113.10:15637」のような形です。公式の説明では、サーバーはIPv4を使います。

家庭用機版やクロスプレイについては、公式のサーバー関連の記事に記載がありませんでした。このページでは、Steam版のPCで接続する前提で書いています。

よく変える設定

設定は、サーバーの実行ファイルと同じフォルダにある enshrouded_server.json で行います。最初に一度起動すると作られます。書き換えるときはサーバーを止めてから行ってください。

項目 意味 例
name サーバー一覧に出る名前 "Kiri no Oukoku"
saveDirectory セーブの保存先 "./savegame"
logDirectory ログの保存先 "./logs"
ip 待ち受けるIPアドレス "0.0.0.0"
queryPort クエリポート 15637
slotCount 最大人数(1〜16) 6
gameSettingsPreset 難易度のプリセット "Default"
userGroups 権限ごとのパスワードと権限 下の例を参照

gameSettingsPreset には Default、Relaxed、Hard、Survival、Custom があります。Relaxedは敵が少なく資源が多め、Hardは敵が多く攻撃的、Survivalはさらに生存要素が加わります。細かい数値を変えたいときは Custom にして、gameSettings の中の値を書き換えます。たとえば playerHealthFactor(体力の倍率、0.25〜4)、enemyDamageFactor(ボス以外の敵の攻撃力、0.25〜5)、dayTimeDuration(昼の長さ、ナノ秒で指定し初期値は30分)などです。

userGroups では、グループごとにパスワードと権限を決めます。キックやBANができるか(canKickBan)、他人の収納を開けるか(canAccessInventories)、拠点を編集できるか(canEditBase)、拠点を広げられるか(canExtendBase)、予約枠(reservedSlots)を指定できます。たとえば次のように書きます。

{
  "name": "Kiri no Oukoku",
  "saveDirectory": "./savegame",
  "logDirectory": "./logs",
  "ip": "0.0.0.0",
  "queryPort": 15637,
  "slotCount": 6,
  "gameSettingsPreset": "Default",
  "userGroups": [
    {
      "name": "Admin",
      "password": "change-me-admin",
      "canKickBan": true,
      "canAccessInventories": true,
      "canEditBase": true,
      "canExtendBase": true,
      "reservedSlots": 0
    },
    {
      "name": "Friend",
      "password": "change-me-friend",
      "canKickBan": false,
      "canAccessInventories": true,
      "canEditBase": true,
      "canExtendBase": false,
      "reservedSlots": 0
    }
  ]
}

ここに書いていない項目(ボイスチャットやテキストチャットの設定など)もあります。アップデートで項目が増えることもあるので、初回起動で作られたファイルをもとに書き換えるのが確実です。

バックアップと移行

公式のFAQによると、セーブは saveDirectory(初期値は ./savegame)に5分ごとに作られます。ファイルはワールドごとに1つで、キャラクターのセーブはサーバーには保存されません。設定ファイルとクラッシュダンプは、サーバーの実行ファイルと同じフォルダに置かれます。

バックアップは、サーバーを止めてから savegame フォルダと enshrouded_server.json をまとめてコピーするのが簡単です。

cd ~/enshrouded
tar czf ~/enshrouded-backup-$(date +%Y%m%d).tar.gz savegame enshrouded_server.json

別のサーバーへ移すときは、次の流れになります。

  1. 元のサーバーを止めて、savegame フォルダを取り出す
  2. 新しいサーバーにEnshroudedのサーバーを入れて、一度起動してから止める
  3. 新しいサーバーの savegame フォルダに、取り出したファイルを上書きする
  4. enshrouded_server.json の内容(名前、パスワード、slotCount など)を移す
  5. 起動して、ワールドが引き継がれているか確かめる

PCでホストしていたワールドを専用サーバーへ移す場合も、ワールドのセーブファイルを savegame に置く流れは同じです。ただし、PC側のセーブの場所やファイル名はバージョンや環境で変わるので、移す前にバックアップを取ってから作業してください。キャラクターはそれぞれのPCに残っているので、移行のあとも同じキャラクターで入れます。

よくあるトラブル

症状 原因 対処
サーバー一覧に出てこない クエリポートが閉じている ファイアウォールやルーターで15637を開ける。queryPortを変えたならその番号を開ける
IPで登録しても見つからない ゲームのポートを入れている Steamのお気に入りには「IP:クエリポート」を入れる
途中で落ちる、重くなる メモリやCPUが推奨に届いていない 公式推奨の16GBにする。16人ならCPUのコア数も見直す
設定を変えても反映されない 起動中に書き換えた、JSONの書式が崩れた サーバーを止めてから編集し、カンマや括弧の抜けを確かめる
Ubuntuで起動しない 公式はWindowsだけの対応 Wineのバージョンや xvfb の有無を見直す。難しければテンプレートのあるVPSに切り替える
アップデート後に入れない サーバーとクライアントの版が違う サーバーを止めて SteamCMD で app_update をやり直す

よくある質問

QEnshroudedのサーバーは何GBあればいいですか?

A開発元の推奨はメモリ16GBです。CPUは4〜6人なら6コア12スレッド、16人なら8コア16スレッドが推奨されています。人数が少なくても、メモリは16GBを基準に考えてください。

QEnshroudedの専用サーバーは何人まで入れますか?

Aenshrouded_server.json の slotCount で決めます。公式の説明では1から16までの数字を指定します。

QLinuxでも専用サーバーを動かせますか?

A公式の案内では、今のところ対応しているのはWindowsだけで、Linux対応は予定とされています。Ubuntuで動かす場合はWineなどを使う方法になり、公式のサポート外です。テンプレートのあるゲーム用VPSを使えば、この部分を自分で用意する必要はありません。

Qサーバーが一覧に出ないとき、IPで直接入れますか?

A公式の案内では、Steamクライアントのサーバー一覧の「お気に入り」に、IPアドレスとクエリポートを「:」でつないで登録します。ゲームのポートではなくクエリポート(初期値15637)を入れる点に注意してください。

Qキャラクターのデータもサーバーに保存されますか?

Aサーバーに保存されるのはワールドのデータだけで、キャラクターのセーブはサーバーには置かれません。サーバーを移しても、キャラクターはそれぞれのPCに残ります。

QConoHaの安い料金はいつまでですか?

A記事の長期割引パスの料金は、2026年11月13日17時までのキャンペーン価格で、新しくパスを買うときだけに使えます。更新やプラン変更には使えないので、契約の前に公式ページで確かめてください。

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